ヨーロッパにおけるナチス感情について
TSUTAYAの音楽ニュースで、こんな記事が配信されていた
ナチス賞賛で苦情殺到
http://lx03.www.tsutaya.co.jp/tol/news/index.pl?c=entertain&c2=music&artid=1544
一文でまとめると、ブライアン・フェリーが、ナチスドイツの芸術を賞賛したため
ドイツ国内の団体やイギリスから批判を浴びているとのことである
筆者個人に語学力が無いので何とも出来ないのだが、この発言に対して
他の国がどのような反応を示しているのか、知りたくなった
何故かというと、筆者は、以前、海外とディストリビューションを行う会社に在職していたのだが
同じく、ナチス関係の話題と接した事があるからである
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以前の会社に在職中、レニ・リーフェンシュタール絡みの作品が、新しく発売される時があった
その時は、何の気なしにチェックしていたのだが、それから程無くして彼女が亡くなった
普段なら、所謂追悼的な特集は行うのだったが、その時は何も行わなかった
なぜなら、彼女の持つナチスのイメージを、計りかねたからである
リーフェンシュタールの死の一年位前に、クラシックの音源を掘り起こし
それを自社でディストリビュートしようか、という動きがあり
自分は、フルトヴェングラーの作品を探してみてはどうかと提案した
だが、そのアイデアは通らなかった
それもまた、ナチスのためである
それまで、フルトヴェングラー=バイロイトの第九というような、一辺倒なイメージしか持っていなかったが
ヨーロッパにおいては、上司の言葉を借りると、「触れてはいけない」存在だそうだ
勿論、上司のフィルターを通しているので、実際には
「部外者が触れてはいけない」という意味だったとは思うが
それでも、自分にとっては驚きの事実だった
リーフェンシュタールもフルトヴェングラーも、直接政治には関わっていなかったはず
ただ、ヒトラーのお気に入り(寵愛?、保護?)だっただけなのに
何ゆえ、ここまでアンタッチャブルになってしまったのだろうか
戦後、半世紀以上を超え、ヨーロッパ全体の足枷なのか、それとも既に過去のものなのか
それを知りたいがために、是非とも他の国の反応を見たかった
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