十年目の再会、再開
毎年、盆と正月は実家に帰省しているのだが、今年は盆の時期に小中の同窓会が開催され
ちょっと楽しみにして実家へと帰った
私の出身地は、当時人口8000人くらいの小さな町で、二つの小学校と一つの中学校が存在していた
中学校でも、一学年が70人程度で、全員が顔見知りという関係
小学校の同級生となると、9年間も一緒にいたことになる
だが、私は高校受験で浪人をし、皆から一年遅れで高校生活を始め、大学入学時に大阪に引っ越した
そのせいか、自分の中では皆は中学生の時のままで止まっている
卒業してから大体15年くらい経ち、多くの人が結婚していたり
子供が出来ていたりと、独身の身からすると、ちょっとうらやましい
あと、男性陣のほとんどが、中学校時代とほぼ同じ体型をしていたのに驚いた
同じ年の正月に、高校の同窓会に参加したのだが、そこではメタボリックな男性が多かった
やっぱり寄る年波には勝てないのかなと思っていたのだが、
小中の友人と仕事の話をしてみると、製材、建設、町工場など、体を使う仕事が多く、なるほどなーと納得
私だけかもしれないが、都会で働いていると、精神的にも肉体的にも疲れてしまう
自分から求めているものもあるけれど、都会は情報で埋め尽くされていると思う
政治、経済、社会のニュース
電車に乗るだけで、人身事故が起きたという事実を聞かされ、しかもそれが日常茶飯事だ
そんなノイズの多い世界で生きていると、どうにも息が詰まってしまう
生まれてから19年間、地元を離れるまで、空の青と山の緑の二色の中で過ごしていた
だから、根っこの部分でそんな色を求めているのか、毎年地元の山を見ないと、気持ちが落ち着かない
本当は、地元で暮らしたい
だが、自分の知的好奇心は、地元にいる間は埋める事が出来ない
もう少し、ビルの中で暮らす事になりそうだ
で、家に戻ってから、ふと気づいた
誰の連絡先も聞いていない
正月に、高校の同窓会があったのだが、そこでも連絡先を聞くのを忘れていた
まあ、幹事さんは皆の連絡先を把握してるみたいだし、連絡とるのも何とかなりそう
岩中のみなさん、また痛飲しましょう