90年代を代表するHRバンド、エクストリームのニューアルバム「サウダージ・デ・ロック」が発売された

エクストリームは、すっかり解散したものだと思っていたけど、調べてみると解散はしてなかったんだね

とはいえ、ゲイリー・シェロンはVan Halenに、ヌーノ・ベッテンコートはソロ活動にと、解散したと思うのもむべなるかな、という感じですが

サウダージ・デ・ロック

サウダージ・デ・ロック

さて、アルバムの全14曲を通して聴くと、まさにハードロックのフォーマットで作られた楽曲群ですが、エクストリームらしさが少ないなーという印象


エクストリームのアルバムは、ビルボードNo1ヒット「More than words」が収められたポルノグラフィティしか聴いていませんが、リズミカルな楽曲、ハイテクニックのプレイ、そしてそれらと対照的なバラードこそ、彼らの特徴だと思いますが


全体的に、抑制されたというか、おとなしめのサウンドで、現代のロックを意識し過ぎてるような感じです


また、ゲイリー・シェロンの声は、HR/HMのハイトーンボイスではなく、中音域中心の歌声ですが、バックの演奏も中音域に収まって、音像が被ってしまい、奥行きがちょっと無くなってしまっているんじゃないかなー


勿論、7曲目の「フラワー・マン」や、13曲目の「ピース (サウダージ)」など、エクストリームらしさ全開の曲もあるんですけどねー

特に、「ピース」の無駄な音の無いギターソロは絶品!

(というか、「フラワー・マン」こそ一曲目にもってくるべき!!)


もっと彼ららしく弾けたサウンドを聴きたいですが、復帰一作目という事で、ちょっと守りに入ってしまったのかも。。。

次回作では、まさにエクストリーム!というサウンドを期待しています!!