音楽配信とレコード会社
最近、DoCoMoの904iに注目している
うたホーダイに入って、ナップスターを携帯で聴こうと思っているからだ
そこで、ふと考えてみたら、タワーやHMVなど販売店はネット配信に熱心な気がするが
レコード会社は、それ程乗り気で無いように感じた
それは何故か
ちょっと考えてみた
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そもそも、何故『レコード会社が、ネット配信に熱心でない』事を不思議に思ったかというと
ネット配信を行った方が、費用的に安く上がると思ったからである
今のCDの販売方法は、レコード会社が中心となり音源を作成し
それをプレス工場でプレスし、問屋を通じて販売店に並ぶというのが一般的だと思う
だが、配信に変えるとすると、レコード会社からユーザーまでの中間が、一気に無くなる
つまり、CDでは無くなるのだから、原材料やプレスの必要が無くなり
するとそれを運送する会社、問屋、販売店での陳列作業が、一気に無くなる
という事は、現在の一枚3000円という値段を、一気に安くするのが可能となる
アルバム一枚あたり、1500円でもいけるんじゃないのかな、と思う
それでは、何故レコード会社は、そのような配信中心とならないのか
理由は、各販売店との関係性にあると思う
タワレコでもHMVでも、果ては小さな町のレコード屋さんでも、イベントやインストアライブが行われている
その場所を提供するのが誰かを考えると、当然販売店を無碍にする事は出来ない
他にも、拡販や宣伝のノウハウにしても、レコード会社の人間には、中々荷が重過ぎるのではないか
レコード会社は、基本的には厚いカタログを作るだけで終わり
販売店の人間が、それを見ながらPOP等を作っている
そんなレコード会社の人間に、『明日からPOP作って』といっても
それをこなすのは、中々難しいだろう
そんな持ちつ持たれつというか、販売店>レコード会社の関係においては
中間を一気に無くするのは、中々難しいだろう
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とは言っても、音楽配信が占めるシェアは、更に拡大していくだろう
昔は、CDをリッピングして、その音源をプレイヤーに流し込むというのが中心だったが
iTSや携帯の拡大と同時に、色々な形で使用出来るプレイヤーも拡大した
また、更なるブロードバンド化が進むことで、wavファイルをダウンロード出来るようになれば
音質の向上も、計られるようになる
そうなれば、CDの意味はどうなるのか、販売店はどうしたら良いのか
自分の中で答えは見つかっておらず、その部分はまた別のエントリーで。。。